Hi Vaper!
今回は”Merlin MTL”のレビュー記事です!!!
もしかしたら日本先行レビュー記事を書いているのではないかとワクワクしています、れいじーです♪
我が家に…
Merlinシリーズファンとして感無量でございます。わたくし、非常に興奮しております、えぇ。
では、”Merlin mini”との比較も含めながらレビューしていきますね!
自力でどうにか購入しました
と、その前にどうやってこの”Merlin MTL”を手に入れたかというと…
AUGVAPEに直接交渉してみた
Merlinファンとしては、どうしてもいち早く”Merlin MTL”のレビューを伝えたかった僕はいてもたってもいられず、メーカーであるAUGVAPEに直訴したわけです。
AUGVAPEのサイトの”contact”からメールしました。内容は端折りますが簡単に言うと…
Merlinシリーズの大ファンなんだけども、Merlinは日本でも大人気なんっス。
オラの20万PVあるブログで”Merlin MTL”の魅力をファンに伝えたいんだけども、定価で買うからどうか日本に送ってくださいまし!
って、伝えたんです。
英語できないけど、1時間かけてGoogle翻訳つかって。
なんか予想してたけど…
ガン無視ですよ!
四日待ったよ…
てことで、そこから1週間ちょっと待ってやっとこさ我が家に到着したわけです(*´ω`*)
パッケージ&スペック
まずは外観から。
筒状のケース、これは”Merlin mini”と同じパッケージです。コスト削減なのかな?個人的にはこれで安くしてくれてるなら全然オッケーっす。
中身を全部出してみました。
スペック・付属品
直径 | 22mm |
高さ | ・36.7mm(ピン含まず) ・42.6mm(510ドリチ込) ・53.7mm(MTLドリチ込) |
容量 | 3ml |
材質:ボディ | ステンレス(304SS) |
材質:タンク | パイレックスガラス |
デッキデザイン | デュアルブロックポスト |
エアフロー | ・エアフローコントロールリング ・ボトムエアフロー:4段階 ・サイドエアフロー |
ボトムエアフロープラグ | ・1.2mm ・1.6mm ・2.0mm ・2.5mm |
ドリップチップ(DT) | ・510 ワイドボアDT(デルリン) ・510 MTL用DT(ステンレス) |
付属品 | ・HEXキー(六角棒スパナ) ・スペアガラスタンク ・スペアOリング ・プリメイドエイリアンコイル |
Merlin MTL じっくり見てみた
では、中身をじっくり見てきましょう。画像多めでお送りします♪
外観
高さ・見た目
高さはほとんど変わらないんですけど、22mmと直径が小さくなったこともありスッキリした印象を受けますね。”Merlin mini”よりイケメン感漂いますw
デッキがどれくらい低く作られているかを感じるのは、タンク部だけを見れば一目瞭然。
刻印
“Merlin”や”Merlin mini”にはチャンバー部に謎の「S」の様なマークが刻印されていましたが、”Merlin MTL”にはそのマークがなくなりました。その代わりにトップキャップ側面には「Merlin MTL」、反対側には「AUGVAPE」の刻印が!トップキャップのグリップに紛れ込んでいるので、主張しすぎない感じが好印象ですね。
トップキャップ
完全フラットトップになってますね!余計な高さが出ないというのもいいですが、何より装着するドリップチップを選ばないのがいいと思います♪
チャンバー・チムニー
“Merlin mini”と比べてチャンバーとチムニー(煙突部)の径が明らかに狭くなっています。これはMTL特化でシングルビルド前提のデッキにした為だと思われます。
(Merlin や Merlin mini はデュアルもできるコンセプトなのでチャンバーがでかい)
“Merlin mini”と同じ高さなのに、トップキャップの段差をなくしたことでチムニーを長くすることが出来、その恩恵によりリキッド容量も増える。素晴らしい・・・。
絶対この恩恵はあるはず・・・!(と思いたい!)
分解!
こんな感じにばらすことが出来ます。まぁエアフローコントロールリングは別に外さなくてもいいんですけどねw
デッキ
気になるのはデッキ構造。これはかなり面白いですよ!
デッキの形状は”ブロックポストタイプ”。
ワイヤークランプ
従来の”Merlin”はデッキに穴が開いていてそこにワイヤーを通してイモネジで閉める形をとっていましたが、今回は”コの字型”の溝(緑の〇部分)があってそこにワイヤーを置いてイモネジで挟み込むことでワイヤーを固定できます。
サイドエアフロー(無段階調整)
これが、ブロックポストである理由でもあったりします。
↑画像のオレンジの〇部分がその箇所なんですが、ポストの両サイドからイモネジが2つ閉めこんであって、これを六角棒スパナで開閉を行います。
これが全閉状態
これが開放状態
という、そこはかとない疑問が生まれたのでポジティブピンを抜いてデッキの裏側を見てみました。
ちゃんと開いてました!
中央の穴がボトムフロー部分。そして、ボトムフローの穴を挟むように開いている穴がサイドフローの穴です。
奥にはちゃんとイモネジも見えますね♪
ボトムエアフロープラグ(取り換え式)
今回の目玉の一つにこれも忘れてはいけません。「ボトムエアフロープラグ」…長いのでこのブログ上では「エアプラグ」としておきましょう。
エアプラグは”Merlin mini”でも2つ(1.5mm、2.0mm)ありましたが、”Merlin MTL”は4つに増えています。
- 1.2mm
- 1.6mm
- 2.0mm
- 2.5mm
これはかなりカスタムの幅がひろがりますね!僕は”Merlin mini”で1.5mmを常用していたので、1.2mmが俄然気になります!
ドリップチップ
付属のドリップチップを見ていきましょう。
左:ワイドボアDT(デルリン)
右:MTL用DT(ステンレス)
内径比較
装着例:ワイドボアドリチ
装着例:MTLドリチ
初めに行っておきます。
なので、MLTドリチの話だけしておきます。
MTL派の気持ちを頑張って研究したことがひしひしと伝わってくるドリチですね。重要な「加え心地」を意識していると思います。
内径を測りたかったんですけど、方法が見つからないので、「コイルジグ」をぶっ刺して大体の内径を見てみましたww
入り口と出口は3mmほどで、中間は2.5mmが通らないレベル。チムニー接続側の方はちゃんとテーパーが切られています。
トップキャップとの”ツライチ”感が気持ちいい
チムニー側はテーパーが切られています
個人的にはMTL用を謳うのであればもう少し内径細くてもいいのかなぁとは思いました。
(味ではなくイメージでの話)
いざビルド!
てことで、ビルドしていきましょう!
・・・とその前に、洗浄はしっかりしましょうね。今回は完全分解して超音波洗浄機に書けたときに、髪の毛の2倍くらいの厚みのアルミの切削クズが出てきました。ほんと洗浄大事。
コイル巻き巻き
今回は”Merlin mini”でずっとやっていた、単線で一番美味しいと感じた「スペースド」で比較していこうと思います。
コイルセッティングはものすごく簡単だと思います。
イモネジを開けて、コイルジグに着けたままのコイルを溝の外側から回転するようにはめればOK。位置が決まれば足をグイっとポスト側に曲げれば安定します。あとは片方ずつイモネジを閉めこんで固定しましょう。(文章だと伝えづらい・・・)
横から見るとこんな感じ。
今回、可能な限りコイルをボトムエアフローに近づけようとコイルの巻いてある方を下向きにしたんですが、コイルの下方向への反発でショートのリスクもあるし逆でも良かったかなと後から思いました。このままビルドしましたが、次は逆で試したいと思います。
ウィッキング
スルスルと抵抗なく滑るくらいのコットン量でいいかと思います。コットンの足はほげほげさせてある程度すいたら、ウィックホールに通して底部に適当に広げておきます。
結果的に、底部に足が着くくらいでも全然漏れません。
リキッドチャージ
“Merlin MTL”はトップフィルなんですが、結局はトップキャップを閉める際の空気圧の影響でチャンバーまでリキッドが押されて漏れの原因になるのは嫌なので、前回の記事で実施した…
伝家の宝刀。逆リキチャをしますww
ジュースホールの形状のおかげなのか、”Merlin mini”よりは逆リキチャしやすいですね。これの利点は、トップキャップの空間があるので通常の3mlよりもリキッドが多く入る事♪
リキチャが完了したら逆さまにしたままデッキを閉めこみます。
これでビルドは完了!
と、ここで気になったことが・・・
“Merlin”って、マスプロ品なのに「ジュースコントロール」が存在することがポイントというか、面白いところだと思っていたんです。
この”Merlin MTL”…
ウィッキングでウィックホールを通して底部にコットンの足を付けた際に気づいたんですが、この底部が扇状に広がっていて、この部分がかなりの面積を占めているんです。
ウィックホール下の底部の空間がジュースホールとつながるんですが、これだけの広い空間なので、どこにタンクを回しても絶対どこかしらのジュースホールとつながることになっているんです。
そういえば、前回の”Merlin min”の記事でジュースホールとデッキの間隔の事を話しましたよね?
これが精度が悪いとか設計がダメだとかそういう事じゃないとしたら・・・。
ここである仮説が浮上・・・
“Merlin min”と”Merlin MTL”におけるジュースホールの仕組みは、ジュースコントロールではない
ということ。
急いでAUGVAPEのサイトで確認しました。
すると、やはりですよ・・・
“Merlin”(ノーマル)にはあった「juice feed holes」のスペック表記が”Merlin mini”と”Merlin MTL”には無いんです!
まぁ逆リキチャの件で漏れることはなくなったし、あれ以降ジュースホール開けっ放しだし全然いいんですけどね_(:3 」∠)_
ショックというかなんというかw
いざVaping!!
僕自身VAPE歴が短いので比較対象のデータもあまりなく、拙い文章表現になると思いますが、お付き合いください(*´ω`*)
比較のために、出来るだけ同じ環境を作りたいので、抵抗値を合わせたビルドを”Merlin mini”にも施しました(当然ピッタリ同じではないですが)。
Merlin mini:抵抗値 0.56Ω
Merlin MTL:抵抗値 0.54Ω
では、ここから先は”Merlin MTL”をメインに書いていきます。
比較対象の”Merlin mini”のエアプラグは一番美味しいと感じる「1.5mm」固定でいきます。
因みに、比較対象のリキッドは複雑系を使いたかったので、”BaksLiquidLab.”の「ペパカカ」を使用しました!
ビルド詳細
- 26GA カンタル
- スペースド
- 3mmコア
- 7巻 0.54Ω
MODはASVAPEのSTRIDER。カーブモードで吸っていきます!
吸ってみた:1回目
まずは下記の状態で吸ってみます。
- サイドフロー:全閉
- エアプラグ:2.5mm(最大径)
- エアフロー:全開
….ぷはぁーーーー
うん、美味しいです。このセッティングではあまり期待してなかったんですけど、最大径のエアプラグの状態で既に”Merlin mini”に迫る勢いですw
吸ってみた:2回目
いよいよ本題。
- サイドフロー:全閉
- エアプラグ:1.2mm(最小径)
- エアフロー:全開
いつも味わっている”Merlin mini”に限りなく近いですが、エアプラグだけ最小にします。
ワクワク!
….
ぷはぁぁぁーーーーーー!!!
なんじゃこりゃ・・・。
ミストがドリップチップを通ったと認識するその瞬間に、濃厚でシャープな味(甘み・香り)を帯びたミストの塊が舌に流れ込んできます!そのミストはしっかりとした主張を持っていて、ミストの輪郭を確実に舌が認識できるレベルです。
そこから肺に流し込んでゆっくりと吐き出す際には、ミストは柔らかな感覚へと変わり、吸い込んだ時とは明らかに別の味を楽しむことが出来ます!
“Merlin mini”も十分美味しいんですが、引き立て役になってしまうくらいの美味さ・・・。本当に驚きましたw
因みに、このままエアフローコントロールリングを絞りまくると、吸い込むときに血管浮きそうになるくらい激重ドローにすることもできます(*’ω’*)
吸ってみた:3回目
これからは、目玉の機能となっているサイドフローに触れてみます。
- サイドフロー:それぞれのイモネジを120度回転させて開放
- エアプラグ:1.2mm(最小径)
- エアフロー:全開
….ぷはぁーーーー
ほぅ!これは面白い!
当然ボトムエアーのみの場合よりもドローは軽くなり、味の輪郭が若干ながらボケ気味にはなってしまうんですが、特筆すべきはミストの熱が冷めた状態で口に入ってくるということですね!
ドリンク系・フルーツ系・清涼剤を含んだリキッドを使用する場合、味を濃くしたくてWを上げるとミストが熱くなりすぎてせっかくのリキッドの特徴が台無しになる場合があるんですが、サイドフロー機能を併用する事で味を保ったまま冷たいリキッドを堪能することが出来ると思います。
また、この状態でエアフローコントロールリングを絞ると全体のエアーの流量を制限することが出来るので、ドローをある程度重くしつつミストの味の輪郭をはっきりさせることも可能です。
1点だけ注意
この後サイドフローを全開で吸ってみましたが、一番小さいエアプラグを付けているのにスッカスカなドローになります。しかも、サイドのエアーが強すぎて口に運ばれるまでにミストの味がボケ過ぎてしまいます。
基本的にサイドの解放は少しだけにしておき、トータルのドロー具合はボトムのエアプラグでコントロールすることをお勧めします。
まとめ
ざっくり良い点・悪い点を挙げてみます。
良い点
- エアフロー調整機能が秀逸
- シリーズ最高レベルの切削精度
- シンプルかつMODを邪魔しないデザイン
- 専用のMTLドリップチップの出来がいい
- 直径22mmでほとんどのMODに装着可能
- ビルドしやすいデッキ構造
- ウィッキングが適当でも全然漏れも滲みも無し
- 最小エアプラグでの濃厚ミストが激ウマ!
悪い点
- コツを掴むまではチェーンで若干イガりやすい
- 大き目のMODには見た目が合わない場合も
- ドロースッカスカにはできるけどDL派には当然不向き
こんな感じです!悪い点をどうにか出してみたんですけど、あまりないんですよね・・・。
控えめに言って買いだと思います。金額面・ビルドのし易さを見ても、初めてRTAに手を出す人にもオススメしたいアトマイザーですね。
自分好みのセッティングを見つけるにはかなり大変ではありますが、刺さる部分を見つけることも楽しいだろうし、見つけた時の感動はかなりのものです!
まさに『変幻自在のトリックスター』といったところではないでしょうか!
毎回毎回ブログ、Twitter楽しく読まさせていただいてます。
早々とMerlin MTLいいですねぇ~~~
私も早く購入してMerlin RTAとの違いを体感したいです。
はなさん コメントありがとうございます♪
ブログ閲覧いただいて感謝感謝です!
Merlin MTL 個人的にはおすすめなアトマイザーですね♪
おそらくMerlin(ノーマル)からだとかなりの変化具合を体感できるとおもいます(*´ω`*)
一応今日から日本に入荷しているショップさんもあるようです。
現在の日本のショップさんではまだ地味に高いので、
安く抑えるのであればAliExpress等で購入するというのもありだと思います♪